【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は14日、南北関係改善に向けた雰囲気づくりを促し、関係改善は韓国政府の態度にかかっていると繰り返し主張した。
 労働新聞は統一問題の解決に向け南北関係の改善は非常に重要だと強調した上で、改善への雰囲気をつくるにはまず同民族同士の誹謗(ひぼう)中傷、反目をやめるべきとした。しかし、韓国政府の態度はそれには程遠いと主張。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の「新年の辞」演説で関係改善に触れたにもかかわらず、北朝鮮による挑発の可能性に言及していると指摘。また、韓米合同の軍事演習も計画しているとしながら、「われわれの誠意ある提案に対する悪辣(あくらつ)な挑戦」などと非難した。
 北朝鮮は韓国が提案した旧正月(今月末)ごろの離散家族再会を拒否したが、関係改善に向けた扉は開かれているとアピールすると同時に、関係が悪化した場合の責任は韓国にあることを強調する意図とみられる。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0