会見する金代表=13日、ソウル(聯合ニュース)
会見する金代表=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国最大野党・民主党の金ハンギル代表は13日、新年の記者会見を開き、政治革新に注力するとしながら6月の統一地方選勝利への決意を明らかにした。
 金代表は「第2の結党をするという覚悟で、古い考え方や行動様式から脱却する政治革新に拍車をかける」と述べ、革新を通じて国民に信頼される民主党に生まれ変わると約束した。
 若者らに絶大な人気を誇り、新党結成を準備中の安哲秀(アン・チョルス)国会議員(無所属)については、「野党の再構成が必要になるならば、民主党が主導するという考えに変わりはない」と述べた。野党再編が必要かどうかは国民の意思に従って判断するという。最近の各種世論調査では、「安新党」の支持率が民主党を大きく上回っている。
 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は新年会見で南北統一に触れたが、金代表は北朝鮮に急変事態が起きた場合の韓国による吸収統一はむしろ災いになりかねないとした。「実質的な対北関係措置が伴ってこそ、朴政権の統一基盤づくりの努力が真実味と力を得られる」と述べた。
 北朝鮮住民の人権と暮らしの改善を目指し、党として北朝鮮人権民生法を推進する方針を示した。
 日本については、軍事大国化の企てによって北東アジア情勢が急変していると指摘。「北朝鮮の核開発が進む中、新たな思考と対策が急務になっている」と話した。
 また、韓国国民の生活に関わる問題を最優先課題にするとしながら、無償保育や給食無料化などの実現、賃貸住宅価格の上限制導入などを挙げた。鉄道民営化と医療営利化など、公共性の逆行は必ず阻止すると宣言した。


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