【東京聯合ニュース】超党派の日韓議員連盟会長を務める自民党の額賀福志郎元財務相は9日、東京都内で開かれた在日本大韓民国民団(民団)の新年会であいさつし、悪化した韓日関係の改善に向け相手の弱点を強調して自身の利益を得るような誤った方法は互いにやめるべきではないかとの考えを示した。また、戦後68年が経ったにもかかわらず、子どもや孫の世代に同じような対立を繰り返させている現状に懸念を示した。
 韓日議連会長代行の金泰煥(キム・テファン)国会議員(セヌリ党)は在日韓国人らに対しヘイトスピーチ(憎悪表現)が公然と行われる「嫌韓デモ」を取り上げ、「日本の現状をみると、歴史を直視し信頼を築いて隣国との関係を回復するのは容易ではない」と指摘。出席した日本の政治家らに対し未来志向の韓日新時代を開くための協力と支援を呼びかけた。
 民団の呉公太(オ・ゴンテ)中央本部団長は、韓日関係の回復が子どもたちにとって現実的に切実な問題だと指摘。力を合わせて関係改善という大きな課題を解決していこうと訴えた。
 また、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は国民の幸福のため全力を尽くすとの祝辞を送り、李丙ギ(イ・ビョンギ)駐日韓国大使が代読した。
 新年会には民団関係者や韓国と日本の国会議員ら約600人が出席した。

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