【ソウル聯合ニュース】インターネット上などで民間外交を行う韓国の市民団体「VANK」は9日、韓国を訪れる外国人観光客に対し独島や旧日本軍の慰安婦問題などをめぐる日本の不当性を知らせる活動を始めると明らかにした。
 朴起台(パク・ギテ)団長は聯合ニュースの取材に対し、「安倍晋三首相の靖国神社参拝をはじめ、過去の歴史を反省するどころか帝国主義の復活を企てる日本の政治家らに対抗するため」と背景を説明した。
 韓国を訪れる外国人観光客は年間約1200万人で、そのうち3割を占める中国人観光客に活動の焦点を合わせる。日本の帝国主義に対し韓国と共通の歴史認識を持つ中国人に対し理解を広げていくつもりだ。
 ソウルの「独島体験館」や日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像などを取り上げた英文のソウル歴史観光地図9000枚も制作した。23日には約100人の「子ども外交大使」の発足式を行い、青少年らに観光地での地図の配布や案内を担当させる計画。

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