【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相は8日、国務調整室・国務総理秘書室(総理室)の「1級」高官10人のうち、5人を更迭する人事を発表した。朴槿恵(パク・クンへ)政権2年目を迎え、上級官僚の更迭が中央官庁に広がるか注目される。
 総理室の1級高官10人は昨年末、辞表を提出し、中央官庁の上級官僚の人事刷新が行われるとの見方が浮上していた。これについて、鄭首相は今年4日の関係閣僚会議で「一部公職者が動揺しているようだが、誤解だ」と述べ、沈静化を図った。
 だが、内閣を代表する総理室の人事は別の中央官庁に「シグナル」を送るものとされるため、中央官庁で上級官僚の更迭が相次ぐ可能性が出てきた。人事刷新で中央官庁に緊張感を持たせ、国政運営に拍車をかけるとの見方もある。
 ただ、総理室関係者は「首相が数か月前から準備してきた。政権2年目に入り、緊張感を与え、本格的に成果を出していくとの意味」として、上級官僚の人事刷新が中央官庁に拡散する可能性を否定した。

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