【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は6日、北朝鮮に対し離散家族の再会事業について話し合う赤十字実務協議を10日に板門店で開くことを提案したが、7日現在、北朝鮮側からの反応はない。同部は軍事境界線がある板門店の南北連絡官が7日午前9時に業務開始の連絡を、同午後4時に終了の連絡をしたが、北朝鮮側から韓国の提案に対する回答はなかったと明らかにした。
韓国政府は7日、離散家族問題と2008年から中断されている金剛山観光の問題は分離して対応するとの方針を再確認した。
同部当局者は同日、「北朝鮮が協議提案に対しどのような反応を示すかは見守るべきだが、金剛山観光再開を協議する会談の開催を提案してきた場合は、分離して対処する」と説明した。
同部の金義道(キム・ウィド)報道官も6日に「離散家族再会と金剛山観光再開を別々の事案として対応する計画だ」と強調した。
北朝鮮は昨年8月、韓国が提案した離散家族再会に向けた赤十字実務協議開催を受け入れた上で、金剛山観光再開をめぐる協議の開催を逆提案した。北朝鮮の逆提案については、離散家族再会が金剛山で実施されることを積極的に活用し、離散家族再会を金剛山観光再開に利用する考えがあるとの見方が出ていた。
一方、統一部と大韓赤十字社は、昨年9月に同事業が開催直前まで進んでいたため、当時参加が確定していた韓国側の離散家族に電話をかけ、参加の意思を再確認するなど、実務準備に入った。

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