【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は6日、南北軍事境界線上にある板門店の連絡ルートで北朝鮮に対し、朝鮮戦争で生き別れになった離散家族の再会事業について話し合う赤十字実務協議を10日に板門店で開くことを提案したと発表した。
 同事業をめぐっては、朴槿恵(パク・クンへ)大統領が同日午前に行った新年会見で、旧正月(今年は1月31日)に合わせて行うことを提案していた。
 北朝鮮が韓国側の提案に同意すれば、南北の赤十字社は実務協議を行い、再会時期や場所などついて調整する。昨年9月に合意していた同事業は開催直前に中止となったため、参加者リストの交換や生死確認など実務的な準備にかかる時間は大幅に減るとみられる。
 同事業は李明博(イ・ミョンバク)前政権時に南北関係が冷え込んだ影響で、2010年10月を最後に開かれていない。
 南北は当初、昨年9月25~30日、離散家族再会事業を北朝鮮・金剛山で開くことで合意していたが、北朝鮮が開催4日前に突然「無期限延期」を発表し、実現しなかった。

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