【ソウル聯合ニュース】ソチ冬季五輪の開幕が約1か月後に迫っている。
 2010年にカナダ・バンクーバーで開かれた前大会では韓国冬季五輪の歴史に新たなページを刻んだ。1948年スイス・サンモリッツで開催された第5回大会で冬季五輪に初出場した韓国は、バンクーバー大会で金メダル6個、銀メダル6個、銅メダル2個と、過去最多のメダルを獲得した。総合ランキングは過去最高の5位。金メダル6個、銀メダル3個、銅メダル2個で7位となった2006年のイタリア・トリノ大会を上回った。
 これまで韓国が金メダルを取った競技はスピードスケート・ショートトラックが唯一だったが、バンクーバー大会ではスピードスケートとフィギュアスケートで初めて金メダルを獲得し、結果と内容が伴う大会となった。
 フィギュアスケートではキム・ヨナが女子シングルで過去最高の計228.56点をマークして優勝し、一躍スター選手となった。スピートスケートでは牟太範(モ・テボム)と李相花(イ・サンファ)がそれぞれ男女500メートルを制し、男子1万メートルでは李承勲(イ・スンフン)が1位となり、スケート強国に浮上した。
 22回目の冬季五輪となるソチ大会は2月7日(現地時間)に開幕する。スキーやスケート、バイアスロン、ボブスレー、カーリング、アイスホッケー、リュージュの7競技・98種目で各国の選手が熱戦を繰り広げる。
 韓国はアイスホッケーを除く6競技で過去最大規模の選手団を派遣する予定だ。大韓体育会は64人前後の出場を見込んでいる。フィギュアスケート3人、カーリング5人の出場は決まっている。
 今大会の金メダル数はバンクーバー大会より12個増えた。リュージュチームリレーとフィギュアスケート団体を除くと、雪上競技でメダルが追加された。氷上と比べ、雪上競技で世界との差がある韓国にとって大きな影響はない。韓国がこれまで冬季五輪で獲得したメダルは金メダル23個、銀メダル14個、銅メダル8個の計45個。すべて氷上競技で獲得している。
 韓国はソチ大会で金メダル4個以上を獲得し、3大会連続でトップ10入りを目指す。キム・ヨナと李相花が2連覇を達成し、ショートトラックで2個以上の金メダルを見込んでいる。スキー(フリースタイル・モーグル、スノーボード)では初のメダルを狙う。初出場のカーリング女子は最近の国際大会で相次いで好成績を挙げ、メダル獲得の期待がかかる。
 大韓体育会はソチ大会を足掛かりに、4年後に韓国・平昌で開かれる大会では20個以上のメダル、総合ランキング4位の目標を掲げている。
 韓国選手団は23日に結団式を行い、2月1日に現地へ向かう。 

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