新年会であいさつする金総裁=3日、ソウル(聯合ニュース)
新年会であいさつする金総裁=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は3日、海外資本の流出入などのモニタリングを強化し、必要な場合は適切な金融・外為市場安定化措置を取るとの考えを示した。ソウル市内のホテルで開かれた金融機関関係者との新年会で述べた。

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 前日に世界的な金融危機に陥った2008年以来のウォン高・ドル安、ウォン高・円安水準をつけたほか、年初から2日連続で韓国総合株価指数(KOSPI)が急落しており、金総裁の発言は注目を集めそうだ。
 金総裁は金融機関に対し、米連邦準備制度理事会(FRB)の通貨政策の変化により、外国人の投資資金と金融市場の変動性が大きくなる可能性があるとして、リスクを常に分析して事前対応するよう求めた。
 今年の通貨政策に関しては、「物価安定と金融安定に基づき、成長が維持されるよう政策金利を運用する」と述べた。国内経済については、世界的な景気改善と不確実性の緩和によって輸出、消費、投資が増え、景気回復が続くと見込んだ。

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