韓国政府　北朝鮮の南北関係改善意志は「疑わしい」

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第1書記が「新年の辞」演説で「南北関係改善」に触れたことについて、その真意は疑わざるを得ないとの立場を表明した。

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　政府は3日、北朝鮮の新年の辞について、資料「統一部の立場」を通じ「北朝鮮は昨年も対決政策を捨てて和解と団結、統一の道に進まなければならないと主張したが、核実験、軍事的危機、開城工業団地の操業中断、誹謗（ひぼう）中傷など南北関係を阻害する行為を続けた」と主張した。
　また、北朝鮮が朴槿恵（パク・クンヘ）大統領の海外歴訪を「事大売国行為」と非難したことについて「二律背反的な姿勢だ」と指摘。南北関係改善のためには北朝鮮が信頼を積み重ねるために誠意ある姿勢を見せる必要があるとした。
　さらに、北朝鮮は非核化のために真剣に努力すべきである点を明確にすると強調した。
　これに先立ち、柳吉在（リュ・ギルジェ）統一部長官は2日、金第1書記が1日の新年の辞で南北関係改善に意欲をみせたことについて、「韓国に対する何らかの（対話）提案とは解釈できない」と述べた。