北朝鮮党機関紙　張成沢氏の死刑を大きく報道

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は13日、張成沢（チャン・ソンテク）前国防委副委員長の処刑を大きく報道した。北朝鮮の住民に処刑を広く知らしめる意図があるとみられる。
　新聞は1、2面を通じ、張氏の「反党、反革命の分派行為」を具体的に挙げ、12日に死刑を執行したと伝えた。処刑前、法廷に引き出された張氏の写真も2枚掲載した。
　また、張氏の行為を非難する幹部や労働者の発言を紹介し、粛清を正当化した。
　張氏は金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の叔父で実質ナンバー2とされてきた。1970年代から約40年にわたり権勢を振るったが、反国家的犯罪行為を行ったとして今月8日に開かれた朝鮮労働党中央委員会政治局の拡大会議で解任。12日に国家安全保衛部特別軍事裁判で死刑判決を言い渡された。死刑は同日直ちに執行された。