【ソウル聯合ニュース】韓国と中国軍当局は28日に韓国国防部で開かれる第3回国防戦略対話で、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏に離於島の上空が含まれている問題について協議を行う。協議には同部の白承周(ペク・スンジュ)次官と中国人民解放軍の王冠中・副総参謀長が首席代表として出席する。
韓国側は中国が設定した防空識別圏が韓国の防空識別圏(KADIZ)と重なり、離於島が含まれていることに強く抗議し、中国側の誠意ある措置を求める計画だと伝えられた。中国の防空識別圏には済州島の西側や離於島の上空が含まれている。
軍の関係者は「中国が韓国政府と事前協議なしに一方的に宣言した防空識別圏は認定できないという立場を再度伝える。韓国の国益が侵害されない方向での調整が必要だとの立場を明確にする」と話した。
国防部は25日、在韓中国大使館の武官を国防部に呼び、中国が設定した防空識別圏について遺憾の意を表明した。また韓国の国益と国際的慣行、関連国の立場などを総合的に考慮し、KADIZを離於島上空まで延長する方向で検討に着手した。

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