【セラヤ(メキシコ中部)聯合ニュース】韓国鉄鋼最大手ポスコのメキシコ法人、ポスコMPPCは25日(現地時間)、同国のグアナフアト州セラヤ市に自動車と家電製品の鋼板複合加工センターを建設した。
 同社は同日午前、工場で同州政府関係者など約120人が出席する中、竣工(しゅんこう)式を行った。
 メキシコ第3の工場となる複合加工センターは、5万4300平方メートルの用地に建設され年間11万トンの鉄鋼製品を生産する。
 第3工場は幅広のコイルを細くするなど鉄鋼材の各種加工設備を備える。
 同工場はマツダやホンダ、米ゼネラル・モーターズ(GM)など自動車メーカーの工場近くに位置し、隣のケレタロ州にはサムスン電子、東部大宇電子など韓国主要家電メーカーの工場がある。
 一般加工センターより高級化した品質を提供し、自動車メーカーだけでなく家電メーカーや一般鉄鋼材を使用する企業にも製品を供給できる。
 同社のメキシコ法人長は「第3工場は便利な物流条件と高級化した品質で、顧客のニーズに応える多様な鉄鋼サービスを提供することで販売拡大に寄与するだろう」と述べた。
 メキシコは昨年284万台の自動車を生産し2015年には360万台の生産を目標とするなど、北中米地域における自動車用鉄鋼材供給の主要市場となっている。
 セラヤ市ではマツダが来年から自動車生産を本格的に開始するほか、ホンダも進出するなど同市近隣地域はメキシコ自動車産業振興団地として注目を浴びている。 

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