【ソウル聯合ニュース】中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏が、韓国の防空識別圏「KADIZ」と一部重複することが確認された。
 韓国軍消息筋は24日、中国の防空識別圏について「済州島西側の上空でKADIZと一部重なり合う」と明らかにした。
 また、中国の防空識別圏には韓国の管轄範囲にある離於島(中国名:蘇岩礁)の上空も含まれたという。離於島上空は日本の防空識別圏にも含まれているが、KADIZには含まれていないため議論を呼びそうだ。
 韓国国防部関係者は「KADIZは朝鮮戦争中に設定され、離於島が含まれなかったが、韓国海軍の作戦区域には含まれている」と説明した。
 防空識別圏は、国際法上では管轄権が認められないが紛争防止に向けては周辺国との協議を通じて重複区域が生じないようにすべきだとの主張も出ている。韓国と日本の防空識別圏は重複しないという。
 韓国軍関係者は韓国と中国の防空識別圏が重なり合うことについて、「日本と中国の識別圏が重なり合う面積に比べれば微々たる水準だが、協議を経て調整する必要がる」との見解を示した。
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