【ソウル聯合ニュース】韓国金融監督院は24日、9月末現在の銀行の外貨建て融資残高が293億1000万ドル(約2兆9673億円)で、6月末に比べ19億ドル減少したと発表した。
 ドル建て融資残高は同8億9000万ドル減の198億8000万ドル。造船や金融、エネルギー企業の輸入決済資金の需要が増えたことなどが影響した。
 円建て融資残高は最近の円安の流れを受け同10億6000万ドル減の92億ドルだった。
 ドル建て融資の平均金利は昨年末に比べ0.35ポイント低下の2.88%、円建ては同0.44ポイント低下の3.38%だった。
 金融監督院は世界的な為替の流動性低下に伴う中小企業の為替差損や金利負担に対するモニタリングなどを強化する方針だ。
 同院関係者は「外貨建て融資は上半期に増加し7~9月期に減少に転じた。中小企業が大部分を占める円建て融資は2008年のリーマンショック時より残高が減少し為替差損も縮小したため債務負担が大きく軽減した」と分析した。


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