【ソウル聯合ニュース】サムスン電子が日本のスマートフォン(多機能携帯電話)市場で苦戦している。
 米調査会社のストラテジー・アナリティクス(SA)が24日発表した集計によると、7~9月期の日本のスマートフォン市場でサムスン電子の販売台数は100万台、シェア9.9%にとどまった。
 販売台数は昨年10~12月期に190万台を記録したものの、今年1~3月期に140万台、4~6月期に130万台と低下の一途をたどっている。市場シェアも昨年10~12月期の17.0%から、今年1~3月期に14.1%、4~6月期に13.0%と低下を続けている。
 メーカー別の順位も昨年10~12月期の2位から今年1~3月期、4~6月期は3位、7~9月期には4位に後退。業界では四半期別の販売台数が100万台のラインを維持できるか疑問視する声も上がる。
 サムスン電子が日本市場で苦戦している原因として米アップルの新型「iPhone(アイフォーン)」発売やソニーの復活、他の日本メーカーの善戦などが挙げられる。
 「iPhone5S」と「5C」を9月20日に日本で発売したアップルは7~9月期に380万台を売り上げ、シェア38.1%を記録した。10~12月期はさらに売り上げを伸ばすことが確実視されている。
 これまでソフトバンクモバイルとKDDI(au)が採用していたiPhoneの販売をNTTドコモもスタートしたことも影響した。
 2位のソニーは7~9月期に190万台を売り上げ、シェア18.9%を記録した。4~6月期の220万台には届かなかったもののアップルが新製品を投入する中で善戦した。3位はシャープ。
 業界関係者は「アップルがNTTドコモと手を組んだ以上、サムスン電子も今後、日本市場でNTTドコモ以外に事業を多角化する戦略を検討しなければならない」と分析した。

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