【釜山聯合ニュース】過去10年間に韓国の原子力発電所に納品された部品と資機材29万7634件に対する全数調査を実施した結果、2287件(全体の0.8%)で品質書類の偽造が確認された。4149件(1.4%)は書類を発行した機関の廃業などにより偽造かどうかを確認できなかった。韓国原子力安全委員会が31日、釜山市の原子力安全対策委員会で明らかにした。
 試験成績書は2225件が偽造と確認され、4029件は確認できなかった。機器の検証書は62件が偽造、120件は確認できていない。
 現在稼働中の原発23基では277件の偽造があり、415件は確認できなかった。建設中、または最近稼動した8基に納品された部品・資機材5万6803件に対する調査も進められており、偽造件数はさらに増える可能性がある。
 原子力安全委員会はすぐに交換できる部品については、現在交換を進めていると説明した。稼働中の原発に関しては安全性評価を経て次回の整備期間中に交換する計画だ。偽造かどうかを確認できなかった部品も偽造部品と同様に交換したか交換予定という。
 一方、釜山市の原子力安全対策委は委員数を20人に増員し、来年は1億ウォン(約930万円)を投じて釜山市として原発安全の監視体制を構築する。

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