同院が9月に実施した調査では韓国沿岸と排他的経済水域(EEZ)に生息する15魚種、19試料から放射能は検出されなかった。今回調査したタチウオ、タラ、マグロ、キグチ、アジからもヨウ素やセシウムは検出されていない。
先ごろ韓国南東部、慶尚南道の統営、巨済、固城などで出荷が始まったカキ、南海岸のアサリ、アカガイなど貝類の試料からも放射性物質は検出されなかったという。
韓国沿岸の海水も安全だとの調査結果が出た。同院が原子力安全委員会と共同で済州島南端の4地域と慶尚北道・鬱陵島の中北部海域の2定点の海水を調査した結果、放射性物質の検出量は最大で1キログラム当たり0.00298ベクレルと、福島原発事故前の5年間の分析結果の範囲内にとどまり、日本の汚染水の影響はなかった。
同院の鄭永勲(チョン・ヨンフン)院長は「韓国沿海、近海の海水はもちろん、水産物も放射能に汚染されていないことが科学的に立証された。消費者らは安心して国産水産物を消費してほしい」と呼び掛けた。
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