【ソウル聯合ニュース】韓国政府が政府開発援助(ODA)の目標を3年連続達成できていないことが21日、外交部が国会に提出した資料で分かった。
 政府の今年のODA予算は2兆600億ウォン(約1900億円)と集計された。経済規模に対する対外援助の水準を示す対国民総所得(GNI)ODA割合は、政府が今年の目標に掲げた0.18%より0.03ポイント低かった。
 政府は2010年の国際協力先進化策などを通じてODAの対GNI比を2015年までに0.25%に拡大するとの方針に基づき、毎年0.01~0.03ポイントの上昇を目標に掲げてきた。しかし、2011年は目標が0.13%、実際の対GNI比が0.12%、昨年は目標が0.15%、対GNI比が0.14%だった。
 3年連続で目標を下回り、2015年までに対GNI比0.25%拡大の計画達成は事実上難しいとの見通しが出ている。
 外交部は、年次別ODA拡大計画を策定した2010年に比べ世界経済の環境が悪化し3年連続目標を達成できなかったと認めた上で、ODA規模が当初の計画通りに維持されるよう努力するとの方針を示した。

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