【ソウル聯合ニュース】韓国の世帯の消費支出のうち、不況にもかかわらず伸び続けてきたコーヒーの支出が、今年に入り2四半期連続で減少している。世界経済には回復の兆しが見えるが、韓国国民は景気回復を実感できず、消費を手控えているためと分析される。
 金融投資業界と統計資料によると、4~6月期に2人以上の世帯のコーヒー・茶関連支出は7873ウォン(約727円)で、前年同期比1.8%減少した。リーマン・ショックや欧州債務危機のあおりがあったものの、2008~2012年の各四半期は平均10.5%増加してきた。それが今年1~3月期に8500ウォンと、1.4%のマイナスに転じた。
 2四半期連続のマイナスに、「不況知らず」と呼ばれたコーヒー産業の成長が頭打ちになったとの分析が出ている。ある証券会社のアナリストによると、コーヒー専門店はマージンが大きく、開業資金は比較的少なくてすむことから定年退職後などに起業する人が多かったが、全般的にフランチャイズのコーヒー専門店の収益性が悪化しているという。
 一方、4~6月期の酒類・たばこの支出は1世帯当たり2万7587ウォンで、前年同期比1.4%減少した。たばこが1万7424ウォンで6.4%減少。酒類は1万163ウォンで8.7%増加した。

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