【ソウル聯合ニュース】「隠し子疑惑」が報じられた蔡東旭(チェ・ドンウク)検事総長が30日、25年間の検事生活にピリオドを打った。
 蔡氏は同日午前、ソウルの大検察庁(最高検に相当)の別館で開かれた退任式で「最高の家長ではなかったが、恥ずかしくない夫として父として生きてきたし、これからもそうするだろう」と述べた。隠し子疑惑を意識した発言とみられる。
 退任式には蔡氏の夫人と次女が出席した。
 蔡氏は「愛する家族に感謝の気持ちを伝えたい。誰より大きな力になってくれた妻、あの世で変わらず父を応援してくれている長女、仕事に疲れたたびに希望と勇気を与えてくれた次女、本当にありがとう」と話した。
 有力紙・朝鮮日報に婚外子の息子がいると報じられた蔡氏は13日に疑惑を否定した上で辞意を表明。青瓦台(大統領府)は「事実糾明が優先」として辞表を受理していなかったが、28日に法務部の建議を受け入れ受理した。

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