【ソウル聯合ニュース】韓国とインドネシアが通貨スワップ協定締結に向けた協議を進めている。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領がインドネシアを訪問する来月上旬に最終合意を経て締結される見通しだ。
 韓国を訪問中のラジャサ経済担当調整相は26日、聯合ニュースのインタビューに対し、「主要20カ国・地域(G20)会合で両国の担当相が話し合った。来月、朴大統領の国賓訪問時にこの部分を確認することになる」と明らかにした。朴大統領は来月7~8日にインドネシア・バリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議APEC首脳会議に出席予定だ。
 ラジャサ経済担当調整相は、通貨はドルでなく、韓国ウォンとインドネシア・ルピーになると説明した。規模については「決まっていないが、中国、日本間と同程度。韓国も合わせて400億ドル(約3兆9600億円)~500億ドル程度になるだろう」と話した。この発言から、韓国とインドネシア間の規模は100億ドルを超えるとみられる。
 ただ、あくまでもルピア防衛を強化する目的だと強調。インドネシア経済は堅固で、通貨スワップを使うことはないだろうと話した。
 一方、韓国銀行(中央銀行)や玄オ錫(ヒョン・オソク)経済副首相兼企画財政部長官は、インドネシアとの通貨スワップ協定についてコメントする段階ではないとしている。

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