【ソウル聯合ニュース】サムスン電子がデジタルカメラの中核部品であるCMOSイメージセンサー(CIS)の性能を大幅に向上させた業界初となる次世代イメージセンサー技術「アイソセル(ISOCELL)」を開発した。同社が24日、明らかにした。
 サムスンは10~12月期からこの技術を適用した0.25インチ、800万画素CISチップを本格的に生産する計画。今年1月には関連特許を出願した。
 CISは光を電気信号に変換しイメージを表現する半導体素子で、デジタルカメラでフィルムの役割を果たす。
 アイソセルは、CISを構成する画素に集まる光を最大限活用できるようにセンサーの構造を革新的に変化させる技術。
 イメージの画質はセンサーを構成するそれぞれの画素に集まる光の量で決まるが、年々チップが小さくなり、画素数が増え技術的に限界にきている。
 アイソセルは各画素の間に絶縁部を設け、隣り合う画素を隔離させ各画素に入る光が周辺の画素に影響を与える「間接現象」を最小化する。
 この技術を用いたイメージセンサーはこれまでのセンサーより受光面積が3割ほど広く、暗くても鮮明できれいなイメージを見ることができる。
 サムスンはモバイル用CIS部門で5年連続業界トップの座にある。

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