【ソウル聯合ニュース】韓国海軍の次期揚陸艦(LST2)1番艦「天王峰」の進水式が11日、釜山の韓進重工業で開かれた。
 天王峰は有事の際に上陸作戦に投入される。4500トン級で、全長126メートル、幅19メートル、最大速力23ノット(時速40キロ)、乗員約120人。完全武装した上陸軍約300人と揚陸艇(LCM)、戦車、装甲車、ヘリコプター2機を同時に搭載できる。
 既存の揚陸艦に比べ速力が5ノット以上速い。ヘリ発着艦スポットが2か所追加され、韓国が開発した戦闘システムと上陸作戦指揮所が設置された。レーダーや艦砲など主要装備の国産化率は96%に上る。
 平時には、兵力と装備、物資の輸送や国連平和維持活動(PKO)などを支援する。
 天王峰は引き渡し試験を経て、来年下半期に海軍に引き渡される。2015年に実戦配備予定。
 進水式に出席した崔潤喜(チェ・ユンヒ)海軍参謀総長は「既存の揚陸艦に比べ機動性や搭載能力などの基本性能が格段に向上した。韓国軍の単独上陸作戦能力が引き上げられる」と話した。

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