【ソウル聯合ニュース】観光客として韓国入りした外国人のうち、約3割が不法滞在していることが分かった。野党民主党の安敏錫(アン・ミンソク)国会議員が1日に法務部から提出を受けた資料によると、7月31日現在、観光ビザなどで入国した外国人のうち不法滞在者は7万9617人と集計された。短期滞在している外国人全体の28%に達する。
 国家別では、中国人の不法滞在者が3万4852人(43.7%)で最も多く、タイ人(19.4%)、モンゴル人(5.1%)、フィリピン人(4.9%)、ベトナム人(3.5%)、バングラデシュ人(2.8%)と続いた。
 外国からの観光客誘致のためにビザ発給基準が緩和されたことを受け、観光客として韓国に入国後、行方をくらます外国人が急増したと見られる。
 今年5月から第3国または済州島への航空便に乗り継ぐ外国人を対象に、一定期間にビザなしで入国し観光できる「乗り継ぎ観光プログラム」が拡大されたのに伴い、「済州ノービザ(B-1-2)」を取得していた不法滞在者は、今年7月に前年同月に比べて17%増加した。

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