経済活動人口高齢化進む　50歳以上割合が過去最高

【ソウル聯合ニュース】韓国で経済活動人口の高齢化が進み、50歳以上の労働参加率が過去最高を記録した。
　統計庁と金融投資協会、韓国鑑定院によると、6月の経済活動人口2629万1000人のうち、50歳以上は936万3000人で、全体の35．6%を占めた。10年前の2003年6月と比べ11．6ポイント上昇し、過去最高となった。
　50歳以上の経済活動が活発なのは、ベビーブーム世代（1955～1963年生まれ）が50代なため。また、世界金融危機、欧州の債務危機などによる景気悪化で、経済的に余裕がなくなり、積極的に経済活動を行っているとみられる。
　不動産市場低迷と低成長で資産を増やす投資先がなかなか見つからず、経済活動に参加する高齢人口は今後も引き続き増加する見通しだ。