【ソウル聯合ニュース】サムスン電子は11日までに、米国際貿易委員会(ITC)がアップルの特許を侵害したとして、一部製品の米国への輸入と販売を禁止すると命じたことについて、オバマ大統領が拒否権を行使しない場合は抗告する方針を示した。
 サムスンによると、規定上、提訴された側はITCが特許を侵害したと認めても直ちに抗告することはできない。大統領が60日かけて検討し、拒否権を行使しないことを決めた場合に抗告が可能だ。業界などではオバマ大統領が拒否権を行使しない可能性が大きいとみている。
 アップルは2011年、サムスンをITCに提訴した。ITCが侵害を認定したのはアップルが申し立てた6件のうち、マルチタッチスクリーンとヘッドホンに関する特許の2件。禁止対象は主力製品ではないが、同決定でサムスンは打撃を受けるとみられている。

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