【ソウル聯合ニュース】韓国の半導体大手SKハイニックスが業況改善の後押しを受け、世界DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)市場で過去最大のシェアを記録した。
 半導体関連情報サイトのDRAMエクスチェンジによると、SKハイニックスの4~6月期のDRAM売上高は25億5800万ドル(約2474億円)で、1~3月期に比べ40.7%増加した。同社はパソコン向けDRAMの生産が4割を占めるとされる。4~6月にパソコン向け製品の供給過剰が解消されて価格が上向いたことが、SKハイニックスの売上高を押し上げたと分析される。
 同社のシェア(金額ベース)は26.5%から30.0%に拡大し、世界2位の足場を固めている。30%台を記録するのはこれが初めてで、トップのサムスン電子との差も3ポイント以下に縮まった。
 サムスン電子の4~6月期のDRAM売上高は27億9400万ドルで前期比7.7%増加したものの、シェアは37.8%から32.7%に縮小した。同社が注力するモバイル向けDRAMの価格が弱含みで、DRAM全体の売上高が伸び悩んだようだ。
 一方、4~6月期の世界DRAM売上高は85億3100万ドルで、前期比24.2%増加した。

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