【ソウル聯合ニュース】日本の東北地方の観光業界関係者らが相次いで韓国を訪問し、観光客の誘致を目指している。
 韓国の観光業界によると、先月28日に東北6県(宮城、岩手、青森、秋田、山形、福島)の商工会議所連合会が来韓した。6県の商工会議所会頭は初めて一緒に来韓し、大韓商工会議所や韓国観光公社、大手航空会社などを訪問。東北地方への旅行客誘致に対する協力を要請した。また「東北観光の夜」というイベントも開催し、各県の魅力をアピールした。
 一方、来月25日にはソウルにあるザ・プラザホテルで青森、秋田、岩手の3県が、観光業界などの30社が参加する旅行説明会を開く。3県は説明会で安全性や各県の観光地の素晴らしさをPRする予定だ。
 韓国のインターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上では最近、日本産水産物が福島第1原子力発電所から流出した放射能で汚染されているなどのうわさが広がっており、東北地方の関係者は韓国人旅行客の減少を懸念している。
 ソウルにある同3県事務所の関係者は「悪いうわさで観光客が減ることが心配だ。全力を尽くし、観光地が安全だということを知らせたい」と話す。

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