【ソウル聯合ニュース】韓国の今年の日本向け輸出が、世界的な景気低迷や円安などの影響で、2009年以来4年ぶりに2桁減となる見通しだ。
 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が30日に発表した輸出入見通しによると、今年の対日輸出額は上半期(1~6月)が171億ドル(約1兆6749億円)、下半期が173億ドルで、通年では前年比11.3%減の344億ドルになるとの見通しを示した。
 対日輸出額が2桁減を記録するのは世界金融危機の影響を受けた2009年(22.9%減)以来4年ぶりとなる。
 日本以外にもアフリカ(7.0%減)、中東(5.4%減)、中南米(2.6%減)、欧州(1.8%減)向けの輸出見通しも低調だった。一方、アジア(7.3%)、中国圏(7.0%)、北米(3.5%)向けは比較的好調となる見通しだ。
 下半期の日本向け輸出の見通しについてKOTRAは「量的緩和を柱としたアベノミクスによる公共事業の拡大、製造業の景気回復などは韓国の輸出にプラス要因として作用する。ただ、下半期に円安が足を引っ張るだろう」と分析した。
 一方、今年の韓国全体の輸出額は前年比2.3%増の5603億ドル、輸入額は同0.1%増の5200億ドルで、貿易収支は403億ドルの黒字を記録すると予測。3年連続の貿易規模1兆ドル達成を見込んだ。

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