【ソウル聯合ニュース】韓国鉄鋼最大手ポスコのIT関連企業、ポスコICTが日本のバッテリー製造・販売企業、エジソンパワーと協力し日本国内のエネルギー貯蔵システム(ESS)市場に進出する。ポスコICTが27日、明らかにした。
 ESSとはメガワット(1000キロワット)級の電気を備蓄し必要なときに活用できることを意味する。
 これを利用すると太陽光や風力を利用した再生エネルギーが悪天候で一時的に生産できなくなっても、備蓄された電力を利用できる。
 ポスコICTは千葉県に建設中のエジソンパワー工場を含む研究団地に1メガワット級のESSを供給する。また、団地内に太陽光を利用し発電できるインフラを設け、独立電力網「マイクログリッド」を構築する予定だ。
 エジソンパワーは団地で生産した2メガワット級の電力を東京電力に販売する。2メガワットは1000世帯が1か月間使える電力量。
 ポスコICTは27日、京畿道の社屋でエジソンパワーと了解覚書(MOU)を締結した。
 日本は2011年3月の原発事故を受け、昨年から非常時に備えた小容量家庭用ESSを中心に市場が形成されている。
 また、先ごろ日本政府が200億円を投入して再生エネルギー事業に政府補助金を支援し生産した電力の全量を買い取る制度を実施。ESS市場が1兆ウォン(約849億円)規模に急成長している。

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