【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は朝鮮戦争勃発から63年になる25日の閣議で、海上の軍事境界線と位置付けられる北方境界線(NLL)について、「多くの若者たちの血と死で守られたところであることを忘れるべきではない」と強調した。
 朴大統領の発言は故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が2007年に金正日(キム・ジョンイル)総書記と行った南北首脳会談でNLLに関し、「金総書記と認識を共にしている。NLLは変わらなければならない」と言及していたことに批判的な考えを示したものとみられる。
 韓国情報機関の国家情報院は24日、南北首脳会談の会議録を公開し、盧元大統領の発言が明らかになっていた。
 朴大統領はまた、ゆがんだ歴史認識は教育現場で必ず正していくとしながら、「歴史をわい曲することは決して許されず、歴史と国民に罪を犯すことだ」と強調した。

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