【ソウル聯合ニュース】ロシアに戦略核弾頭の削減を提案したオバマ米大統領のベルリンでの演説前に、米国務省と国防総省の幹部がそれぞれ外交ルートで韓国政府に対し、「核の傘による拡大抑止は引き続き提供される」との立場を伝えたことが20日、分かった。韓国政府消息筋が明らかにした。
 これを受け、韓国外交部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は同日の定例会見で、「北朝鮮の核を容認しないとの原則を表明し、核は削減しても同盟国に対する強力かつ信頼性のある拡大抑止を提供すると再確認したことを評価する」と述べた。その上で、「拡大抑止と関連し、今後も米国側と緊密に協議していく」との姿勢を示した。
 オバマ大統領は19日、ドイツ・ベルリンで行った演説で、ロシアとの新戦略兵器削減条約(新START)で定められている戦略核弾頭数をさらに3分の1減らす意向を表明した。

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