【ソウル聯合ニュース】韓国統計庁は20日、2011~2012年に公表された統計をまとめた「2012 韓国の社会指標」を発表した。
 ◇女性の肥満率28.6% 過去最高に
 体格指数(BMI)が25を超える「肥満人口」は11年に19歳以上の31.9%を占め、前年(31.4%)に比べ0.5ポイント上昇した。女性の増加が全体を押し上げた。
 女性の肥満人口は07年から10年までは26~27%台だったが、11年には前年比で2.2ポイント上昇した28.6%となり、過去最高を更新した。一方で、男性の肥満人口は10年の36.5%から11年は35.2%と、1.3ポイント低下した。
 喫煙率は男性が10年の48.1%から11年は46.8%と1.3ポイント下落したが、女性は同期間、6.1%から6.5%に上がった。
 死因別の死亡率は1位の脳血管疾患が10年の53.2%から11年には50.7%に減少したが、2位の心臓疾患は46.9%から49.8%と2.9ポイント上昇した。
 11年に発生した犯罪の中で、性的暴行事件は前年(1万9939件)に比べ2095件多い2万2034件となり、初めて2万件を超えた。窃盗事件は前年(26万8007件)比で1万3554件増えた28万1561件となり、過去最多を記録した。
 ◇登録外国人93万人 初めて減少
 12年の総人口は5000万4000人だった。人口は30年にピークとなり、31年からは減少に転じると予測された。
 12年に韓国に長期滞在している登録外国人は93万2983人で、前年比5%減となった。統計を取り始めてから外国人数が減ったのは初めて。統計庁は政府の「在外同胞ビザ」発給拡大により、外国人ビザで入国していた在外韓国人の多くが同胞ビザに切り替えたためと説明した。
 12年の65歳以上の高齢者は総人口の11.8%を占め、上昇が続いた。30年には24.3%、40年には32.3%に達すると予想された。
 12年の大学進学率は71.3%。性別では女子(74.3%)が男子(68.6%)を上回った。
 小中高校生の1人当たりの私教育費は11年の24万ウォン(約2万円)から12年には23.6万ウォンに減少した。ただ、高校生は25.9万ウォンから26.5万ウォンに増えた。
 ◇エネルギー消費量急増
 11年のエネルギー消費量は20万5864TOE(石油換算トン)となり、統計を開始してから初めて20万TOEを突破した。10年前に比べると34.6%増加している。
 11年の電力消費量は45万5070GWh(ギガワット時)となり、10年前より76.6%増えた。1人当たりの電力消費量は5444KWh(キロワット時)から9142KWhと、2倍近く増加した。
 11年の住宅建設は55万戸となった。住宅建設は世界的な金融危機の影響で急減したが、08年に37万1000戸、09年に38万2000戸、10年に38万7000戸と増加し続けている。
 新規住宅の供給が増え、11年の住宅普及率は114.2%となった。100%を超えた02年から毎年1~2%上昇している。
 低所得層が住宅を購入するまでにかかる時間は08年の10.0年から12年には10.5年と長くなった。高所得層は6.9年から6.5年に短縮された。平均では8.0年がかかった。

Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0