【ソウル聯合ニュース】サムスン電子は次世代テレビとして注目されている有機ELパネルを搭載した55型テレビを来週、発売する見通しだ。画面がカーブした曲面型の有機ELテレビも発表するという。同社関係者が19日、明らかにした。
 55型有機ELテレビの販売価格はLG電子の競合製品に近い約1000万ウォン(約84万円)になるとみられる。
 LGは1月初旬に世界で初めて55型の有機ELテレビを発売し、4月に曲面型の55型有機ELテレビを公開した。
 有機ELテレビではLGが半年近く独走しているのに加え、1100万~1500万ウォンに上る高価格などにより、韓国での月間販売台数は約50台にとどまっている。テレビ世界最大手のサムスンが参入し、本格的な競争が展開されると、市場が拡大すると見込まれる。
 両社が市場をリードしている有機ELテレビは第1世代のブラウン管、第2世代の薄型テレビに続く第3世代テレビ。液晶パネル(LCD)と違い、画面を構成するピクセルが自ら発光し、反応速度も1000倍以上速く、高画質と低電力を実現できる。光源(バックライト)が不要なため薄型化でき、フレキシブルディスプレーや透明ディスプレーの製造に適している。日本や中国メーカーなども技術開発に総力を挙げている。

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