【ソウル聯合ニュース】カンボジアの世界遺産、アンコールワット遺跡の保存・復元事業に韓国が参入する見通しだ。韓国文化財庁は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第37回世界遺産委員会が開かれているカンボジアの首都プノンペンで20日、アンコールワット遺跡を担当する政府機関のアプサラ機構と業務協力に関する覚書(MOU)を締結する。
 両機関は2011年、韓国とカンボジアの文化遺産の保存に向けた協力で合意していた。
 両機関は最初の保存・復元事業の対象としてアンコールトムに位置しているプレア・ピトゥ寺院を選定した。同寺院は12~13世紀に建立された建物で、仏教様式とヒンズー教様式が混在している。寺院の一帯は生い茂った樹木で日当たりが悪く、コケ植物類による被害も出ている。  
 文化財庁は現地事情に合わせた保存・復元策を講じるとともに、寺院全体の整備計画を立てる。来年から現地調査に着手する方針という。

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