【ソウル聯合ニュース】韓国教育部が海外にある韓国学校について、定員の30%以内で外国人生徒の入学を許可する方針を示した。
 同部は19日、この方針をまとめた法律の改正案を国会教育文化体育観光委員会法案審査小委員会に提出した。
 韓国学校は海外で韓国の小・中学校課程を教える教育部長官の承認機関で、日本、中国、ブラジル、エジプトなどの15カ国30都市で運営されている。
 改正案は韓国学校がある国に居住する韓国人と外国籍の同胞を受け入れることを原則としつつ、定員の30%以内で外国人の入学も許可するとしている。
 韓国学校の外国人入学を認めることで海外での韓流ブームを後押しし、将来の「知韓派」育成につながるものと期待される。
 韓流ブームで韓国に対する関心が高まり、韓国学や韓国語学科を開設した海外大学の数が約840校に増えた。アジア圏では約550校で韓国学や韓国語学科が運営されている。
 この改正案が施行されれば、韓国について学びたいと考える外国人が韓国の小・中学校課程に進むことができるようになる。
 また、改正案には韓国学校の教育課程の自立性を拡大し、外国の教育関連専門家が校長を務めることを認める内容も盛り込まれた。
 さらに、韓国学校の所在国の法令に従い、その国の教育環境の特殊性を考慮した上で教育課程や内容を変更できることを認めるとしている。 

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