朴賛浩氏=18日、ソウル(聯合ニュース)
朴賛浩氏=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国人初の大リーガー、朴賛浩(パク・チャンホ)氏が18日、ソウルのプラザホテルで自伝エッセー「終わりがあってこそ始まりもある」(原題)の出版記者懇談会を開き、自らの野球人生を語った。
 プラザホテルは、昨年11月29日に引退を決めた朴氏が翌日に引退会見を行った場所だ。朴氏は「数か月前に引退を宣言したこの場所で、自分の思いをまとめた本を紹介することになり、意義深い」と述べ、「学校の卒業論文を出すような気分だ」と著書出版の所感を語った。

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 大学在学中の1994年にロサンゼルス・ドジャースに入団し、韓国人で初の大リーガーとなった朴氏。米国では「韓国人としてきちんと認められたい」という思いを持っていたと打ち明けた。
 著書のタイトル「終わりがあってこそ始まりもある」については、「引退前までは人々に認められ、称賛されたいという気持ちが強かったが、引退でけりを付けると世の中がより大きく見え、自由になり、新たにスタートを切ることができた」と説明した。「野球をしながらコンプレックスを感じたり恥ずかしかったことも多かったが、後々それが成長の武器になった。この本が、絶望し、諦めようとしている多くの人々の力になれば」と語った。著書には大リーガーとしての思いや米国でのエピソード、韓国野球の発展策などがつづられている。

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