【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が朝鮮半島非核化の意志を強調しながら米国に高官級対話を提案したことに関連し、韓国政府は北朝鮮が非核化の意志を持っているかは疑わしいのと見解を示した。
 外交部は18日、国会外交統一委員会に提出した業務報告資料で、米朝会談の提案は既に予測されていた北朝鮮の典型的な戦術だとした上で、「真の非核化の意志があるか疑わしい攻勢的なもの」と指摘した。
 外交部は、北朝鮮が最近、対北朝鮮制裁の緩和や主要国間の対北朝鮮協調体制への揺さぶりを狙って戦術の転換を企図しているとしながら、飯島勲内閣官房参与の訪朝や崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長の訪中、南北当局者会談提案などを「対話攻勢」と規定した。
 こうした北朝鮮の動きに対し、外交部は「北朝鮮は行動を通じ真摯(しんし)な態度を見せるべきだという基本姿勢を堅持しながら関連国と協調している」と明らかにした。
 また、5月の韓米首脳会談や6月上旬の米中首脳会談に続き今月末に行われる韓中首脳会談を成功させ、韓米中の協調体制を構築すると強調した。
 さらに、関連国との意思疎通強化のため小規模な多者協議体を稼動させる計画も明らかにした。まずは韓米中の3カ国で1.5トラック(半官半民)の協議を通じ、大枠の対北朝鮮協調を推進する方針だ。
 日本とも朝鮮半島問題については歴史問題と切り離し、戦略的に必要な協力を進める計画だ。併せて、韓日米国防当局者協議も推進する方針だ。

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