【舒川聯合ニュース】韓国西部の忠清南道舒川郡は17日、日本の学者を招いて同道を流れる錦江の河口の生態系復元と水質改善を模索する討論会を行った。
 名古屋大学の糸田川淳二名誉教授(地質学)や大阪市立大学の高田直俊名誉教授(土木工学)ら日本の学者、羅沼烈(ナ・ソヨル)郡守のほか韓国の学者や市民団体のメンバーらが出席した。
 同郡は討論会で昨年に官民合同で錦江および3大河川(錦江、洛東江、栄山江)の海水流入に関する協議体を構成して全国単位の討論会を開催したことを紹介。また、錦江を挟んで接している全羅北道群山市から提起された農業用水使用の問題点を解消するため今年4月から塩分拡散に対する水治モデリング事業を実施していることを説明した。
 糸田川氏は「錦江河口の生態系復元のための努力は印象に強く残った。日本と韓国で海水流入について力を合わせよう」などと話した。
 羅郡守は「国境を越えて生態系復元のために共同努力する契機になったことは意味がある」と述べた。

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