【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部に勤務する現役大領(大佐)が2級軍事機密まで通話が可能な携帯電話を紛失していたことが17日、分かった。
 こうした携帯電話は国防部や合同参謀本部の主要職位にある約300人に支給されている。アルゴリズムや暗号キーが内蔵されたセキュリティーモジュールを搭載し、モニタリングされないようになっている。
 軍筋は「合同参謀本部の中間幹部(大領)が4月2日、帰宅途中に携帯電話を紛失した。紛失に気付き、24時間以内に届け出た」と明らかにした。この端末を使用できないようにするため、端末の管理部署が遠隔で信号を送り続けたが、端末は電源が切れた状態だったという。
 そのため軍当局は追跡・回収不可能と判断し、4月5日にこれら携帯電話の所持者のセキュリティーモジュールをすべて回収した後、あらためて支給した。この軍筋は、紛失した端末によるモニタリングは不可能と説明している。  

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