【ソウル聯合ニュース】韓国製粉協会は31日、米オレゴン州の農場で未認可の遺伝子組み換え小麦が見つかったことを受け、韓国食品医薬品安全処の調査結果が出るまで同種の米国産小麦の輸入を停止すると発表した。
 米農務省は29日に除草剤への耐性を持つ遺伝子組み換え小麦が見つかったと発表した。米国では小麦の遺伝子組み換えは認められていない。韓国製粉協会によると製粉会社は小麦を輸入する際、毎年米政府から遺伝子組み換え小麦が商業目的で生産、販売されていないという確認書の提出を受けている。
 食品医薬品安全処はオレゴン州産の小麦や小麦粉を輸入した製粉会社7社を対象に全数調査に乗り出した。調査結果は来月初めに出る見込み。
 ただ、製粉会社側は問題の小麦が韓国に輸入された可能性は低いとしている。関係者は輸入小麦の半数を米国産が占めるが、米国でも遺伝子組み換え小麦はわずかしか栽培されていないため、輸入された可能性は非常に低いと説明した。

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