【モスクワ聯合ニュース】ロシア高官が朝鮮半島の緊張緩和の兆しとともに醸成された6カ国協議再開のチャンスを逃してはならないとする認識を示した。
 インタファクス通信によると、ロシア連邦安全保障会議のパトルシェフ書記(閣僚級)が29日(現地時間)、朝鮮半島が緊張局面を脱したとの見方を示し、「少なくとも北朝鮮は(軍事的緊張局面から)政治的宣伝局面に移行した」と評した。
 大統領直属機関のロシア連邦安全保障会議は、米国の国家安全保障会議(NSC)と同様の国防安保分野の最高諮問機関。
 パトルシェフ書記は、北朝鮮が態度を一変させる可能性はあるものの、「協議再開に向かうチャンスを利用する必要がある」と強調した。
 ロシアは中国とともに朝鮮半島の非核化と平和構築を協議するための枠組みとして、6カ国協議の重要性を主張し続けている。

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