林永甫監督=(聯合ニュース)
林永甫監督=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】1980年代、韓国の女子バスケットボール界で「熱血監督」として有名だった林永甫(イム・ヨンボ)氏(79)が、日本バスケットボール女子のWリーグの山梨クィーンビーズ監督に就任し、話題になっている。
 今年80歳になる林監督は、孫と変わらない年齢の選手たちと一緒に汗を流し新たな挑戦に踏み出した。
 1998年にWリーグのJALラビッツ監督に就任し、当時3部リーグだったチームを2005年には全日本総合選手権で優勝するまでに育てた。2009年までJALラビッツ監督を務め、2011年から昨年までは新潟県バスケットボール協会の巡回コーチとして地域の指導者や選手たちを指導してきた。
 今年4月に就任した山梨クィーンビーズは、昨シーズン、リーグ12チームのなかで1勝もできず22戦全敗だった。
 林監督は29日、聯合ニュースの取材に対し、「知人の紹介で監督を務めることになった。次のシーズンは1勝だけでもできるようにしてほしいと言われた」と明かした。
 就任当初、成績が振るわずチームを離れた選手が多く、7人しかいない状況だったという。選手不足でチーム運営が困難なため、林監督はチームを離脱した選手たちを1人1人訪ね復帰するよう説得した。現在は1人戻って8人になったという。
 真っ先に取り組んだのは敗北感を振り払うことだと判断し、選手たちと頻繁に面談を行った。1か月ほどたったころから選手たちの目つきが変わったのを感じたという。
 5月中旬に大学リーグ上位のチームと練習試合を行い完勝した。林監督は「チーム関係者たちが驚いていた」と笑顔で語った。
 2005年のJALラビッツリーグ優勝は日本で映画や小説にもなるほど大きな反響を引き起こした。
 林監督は山梨クィーンビーズで新たな挑戦に取り組もうとしている。

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