【ソウル聯合ニュース】韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官が「第12回アジア安全保障会議」出席のため、31日から2日間の日程でシンガポールを訪問する。国防部が30日、明らかにした。
 同会議は英国の安保分野のシンクタンク、国際戦略研究所(IISS)の主催で、2002年から毎年開催されている。
 今年の会議には、日本や米国、中国、ドイツ、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など27カ国の国防相や合同参謀本部議長、安全保障専門家らが参加する。
 金長官は会議期間中に米国、ドイツ、シンガポール、ベトナム、オーストラリアの5カ国の国防長官と会談し、韓日米の3カ国国防相会談にも出席する。
 来月1日に予定される韓米国防相会談では北朝鮮の脅威に対する協調策とともに、2015年に予定されている韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)から韓国軍への有事作戦統制権移管など、両国の国防懸案について議論が交わされる見込みだ。金長官とヘーゲル米国防長官が会談するのは今回が初めて。
 同日開かれる韓日米国防相会談では金長官とヘーゲル国防長官、小野寺五典防衛相は最近の北朝鮮による挑発に対する認識を共有するとともに今後の協調策について話し合う予定だ。
 これに先立ち、米政府は安倍晋三政権の右傾化などによる韓日の対立にかかわらず、韓日米3カ国の安保協力を強化していく方針を確認した。

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