韓国の競争力を部門別にみると、経済成果は昨年の27位から今年20位に、政府効率性は25位から20位に上がった。インフラも1ランク上がり19位だった。
その一方で企業効率性は34位と、9ランク後退した。2009年から徐々に順位を上げていたが、今年は会計監査の適正性や労使関係の生産性などの効率性が悪化したと指摘され、5年ぶりに下がった。。
項目別には国際貿易(14位)や雇用(8位)、公共財政(9位)、技術インフラ(11位)、科学インフラ(7位)などで上位だった半面、物価(50位)や企業関連法規(39位)、社会的条件(42位)、生産性・効率性(37位)、経営活動(50位)などの評価は低かった。
IMDは韓国経済の課題として、▼個人負債の緩和▼失業率の管理、良質な雇用の創出▼財政健全性の強化▼低・中所得世帯への支援▼北朝鮮リスクの備えた経済体質の強化――などを挙げた。
国際競争力の世界トップは米国、次いでスイス、香港の順だった。
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