【世宗聯合ニュース】韓国の企画財政部は29日、円安の韓国市場への影響について、外換・金融分野で円を売って高金利通貨を買う「円キャリートレード」の動きはないとの見方を示した。
 韓国の証券市場で1~4月、日本系資金の流れは株式が2710億ウォン(約244億円)、債券が30億ウォンの純輸出となったという。昨年9月から急速に進んだ円安は、5月中旬に1ドル=103円をつけた後からは101円台で推移している。
 ただ、1~3月期の対日農産品輸出額が前年比で12.4%減少し、韓国を訪れる日本人観光客が20.8%減るなど、農産品と観光分野では円安の影響が本格化し、韓国企業の被害が発生していると説明した。

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