日本の歴史家グループ3人を含んだ一行が独島を訪問し、記念撮影を行った=23日、独島(聯合ニュース)
日本の歴史家グループ3人を含んだ一行が独島を訪問し、記念撮影を行った=23日、独島(聯合ニュース)
【独島聯合ニュース】独島を研究する日本の歴史家グループが23日に独島を訪れ、「独島は韓国の領土」と宣言した。
 「『竹島の日』を考え直す会」の久保井規夫・元桃山学院大学講師、黒田伊彦・元大阪樟蔭女子大学講師、青森県の雲祥寺住職・一戸彰晃氏の3人は午前7時、韓国の民族学校「独島学堂」の関係者らとともに慶尚北道の鬱陵島を出発し、同9時20分ごろ独島に到着した。
 一行は独島の東島船着場で太極旗(韓国国旗)を振りながら、「独島は韓国の領土」と叫んだ。独島学堂理事長が独島への愛情をうたった詩を朗読した後、一行は独島をバックに記念撮影を行った。この独島訪問は観光目的で、船着場だけに滞在し、9時45分ごろ独島を出発した。
 久保井氏は「独島について多くのことを学ぶ良い機会。日本に帰国した後は正しい歴史を反映した副教材の制作などを通じ、独島が韓国領だということの広報活動を進んで行う」と述べた。
 日本人の独島訪問は何度かあるが、日本の学者が独島で「独島は韓国の領土」と表明するのはこれが初めて。この3人を含む「竹島の日」を考え直す会のメンバー4人は21日、独島学堂の招きで来韓し、釜山で記者会見を開き「独島は韓国の領土」と述べた。
 しかし、このうち坂本悠一・元九州国際大学教授は独島出発直前、独島を韓国領土と見なすことはできないと発言し、乗船券を受け取れず独島を訪問できなかった。
 韓国の出入国管理法上、韓国の国益に反する政治的発言をした外国人は退去強制の対象となる。
 慶尚北道のある関係者は「坂本氏は昨年も独島を訪れようとしたが、結局できなかったと聞いている。独島問題で韓国と日本の中間の立場を取ったと思われる」と話した。


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