新型「カムリ」発表会の模様=(聯合ニュース)
新型「カムリ」発表会の模様=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】円安を追い風に韓国市場で強気の値引き販売を展開する日本車メーカーの販売が好調だ。
 韓国の輸入車業界によると、今月に入り一部の売れ筋商品に対する値引き販売イベントを実施している韓国トヨタ自動車は、19日までに460台(出庫基準)を販売した。
 先月の全体の販売台数が576台(登録台数基準)だったことを考慮すると、今月に入ってからの販売台数の伸びが顕著になっている。今月末まであと10日以上残し、先月の80%水準の販売台数を達成した。
 通常、月末に向けて販売台数が増えていくことを踏まえると、今月全体の販売台数は大幅に増加するとみられる。
 韓国トヨタ関係者は19日までの販売推移について「契約件数が先月の4倍、販売・出庫台数が3倍程度増えた」と明らかにし、値引きイベントによる販売の伸びが期待以上だったと話した。
 韓国トヨタは今月の1か月間、中型セダン「カムリ」(ガソリン車)、「カムリ」のハイブリッド車(HV)、「プリウス」の3車種に対し300万ウォン(約27万5600円)の値引きイベントを展開している。今後も値引きイベントを続けるかは未定だとしているが、業界は消費者の反応がよければ今後も続けるとみている。
 ホンダコリアも16日までの登録台数が165台で、先月の同じ期間の145台に比べ14%ほど伸びた。契約件数は209台。
 ホンダコリアは今月の1か月間、人気車種の購入者を対象に「アコード2.4」は100万ウォン、「同3.5」は150万ウォン相当のガソリン券を提供している。
 日産コリアも4月から「ニューアルティマ」(現金購入時に100万ウォン値引き)、「キューブ」(同50万ウォン値引き)など一部車種を対象に値引き販売を実施している。ただ、中間業績は公開していないという。

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