【世宗聯合ニュース】韓国の昨年の債務残高は一般政府ベースで443兆8000億ウォン(約38兆7000億円)、国民1人当たり887万5000ウォンと集計された。
 政府は9日の閣議で、こうした内容の2012会計年度(1月1日~12月31日)の国家決算・歳計剰余金処理案を議決した。
 決算によると、昨年の債務残高は前年比23兆3000億ウォン(5.5%)増加した。債務残高の対GDP(国内総生産)比は前年の34.0%から34.9%に0.9ポイント拡大した。
 中央政府の債務残高は前年比22兆3000億ウォン増の425兆1000億ウォン。一般会計赤字補てん(13兆3000億ウォン)、外貨資金の需給調節を目的とした外国為替平衡基金債券の発行(16兆9000億ウォン)などによるものだ。地方政府の債務残高は前年比1兆1000億ウォン増の18兆7000億ウォンだった。
 一方、昨年の統合財政(政府の全収入と支出を統合して計算する会計方式)収支は18兆5000億ウォンの黒字を計上した。国民年金などの社会保障性基金で35兆9000億ウォンの黒字が出たため。社会保障性基金を除いた管理対象財政収支は17兆4000億ウォンの赤字となった。
 一般会計と特別会計を合わせた総歳入は282兆4000億ウォン、総歳出は274兆8000億ウォンで、7兆6000億ウォンの決算剰余金が発生した。

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